3/10(火)

 苦難の1日が始まろうとしていた。そんなことはつゆ知らず、僕たちはいつものように6:30頃に起き、7:30頃に朝ごはんを食べる。朝食はユースホステルのものと全く変わらない。ただ、紅茶に入れるミルクがなく、レモンだけだった。(どうでもいいことだが陽樹の日記にあるので一応)
 昨日はこのガストホフの宿泊者は僕たちだけかと思っていたが、どうやらビジネスマンらしき人物が1人、それに1組の夫婦がいるらしい。ビジネスマンは朝食もそこそこに建物を飛び出していった。


 2階(ホテル部分)のロビーに、トランプがあった。



























 ちょっとゆっくりし、9:00頃Sonneを出ようとした。ドアを閉める。その1秒後、自分の愚かさに気づいた。
 あ〜〜〜〜っっっっっ、コートを中においてきた・・・・!
 今日火曜日はSonneの定休日。ホテルもレストランもその他も、全部休みなのである。オーナー一家には、僕たちの出る少し前に、「私たちは出かけるから、そこのドアから出てね。そうすれば鍵がかかるから。」と伝えられていた。
 あわてて建物の入口を全部チェックしたが、1カ所も開いているところはない。取りに戻ること能はず。・・・・どうしよう。

 

 



 隣の家のおじいさんに事情を話す。片言のドイツ語・英語が通じたのかどうか甚だ怪しかったが、オーナーの家を示す略地図を描いてくれた。
 言われた通りに歩く。辺りは一面の銀世界である。

























兄のドジ加減にあきれた弟の心情がうかがえる1枚(右)。
































 地図に示された場所は、全くSonneのオーナーとは関係のない人の家であった。その家のおじいさんやその孫娘(?)さん(南ドイツの何だか奥深さを感 じさせる方言を、全く使わない人。Sonneをソンネソンネと呼んでいた)、それに何とはなしに入った村役場(一般家庭と外見上は変わらない)のおじさん など、いろんな人にお世話になった。この場を借りて御礼申し上げます・・・誰も見てないか・・・。
 
 結局、コートはあきらめざるを得なかった。何とも言いようのない気分である。たぶんオーナー一家は、今日はミュンヒェンにでも出かけているのだろう。ただ、この事件がなかったら、この村を歩き回ることは、おそらく一生なかったと思う。。

 これはゼーハオゼン村Seehausen am Staffelseeの絵はがきである。中央やや右寄りがSonne、手前がシュタッフェル湖、左端がゼーハオゼン村の中心部だ。
 この写真の中の道を、コートを求めてさまよった。
ムルナウやゼーハオゼンを湖岸に擁するシュタッフェル湖は、複雑な形をしており、様々な顔を見せてくれるらしい。また季節を変えて、来てみたいものである。



 何だかついてない。気を取り直して、ムルナウの町の方へ歩いていく。
 なぜこんな町にあるんだろうと思わせるようなチャペル、フレスコ画の描かれた馬舎、妙にはやっているスーパーマーケットなどを見つつ、歩いた。

 
 町の中心にある郵便局Postに入った。小さいが、なかなか美しい建物である。日本に電話した後、郵便局の中で気に入った絵はがきを買う。同じムルナウ・ゼーハオゼンでも、かなり多種の絵はがきが出ていることに驚いた。







 あてどもなく町を散歩したが、中心の通りの車の数の多さには閉口した。ミュンヒェンからオーストリアはチロルのインスブルック、さらにブレンネル峠を越えてイタリアのヴェローナ方面へと続いている、古くからの大動脈なのだから当然だ。
 先にも記したとおり、僕は『ドイツの景観都市』の本でこの町を知った。筆者である飯田実さんは、この町のドイツ語学校(ゲーテ・インスティトゥート)で 学んでいる間、住民集会に出席する機会があったらしい。その際、この道のバイパスやホテルの建設案が出されていたのが、ストップになったということだから 仕方がない。ムルナウ町の属するガルミッシュ・パルテンキルヒェン郡は、アウトバーンの延伸やスキー場へのリフト敷設も、町並みや自然環境の保全を第一に 考え、断固として断っている。


 さて、お昼時。その道の脇に、昨日泊まったSonneと同じ、ガストホフを見つけたので入ってみる。例によって1階がレストランになっていたので入る、
                                                                          

                〜 M e n u
大地 チーズオムレツ+ぶどうジュース
陽樹 謎のパンケーキ(?)+リンゴ系の何か+アップルジュース(0.5l)

 
 今日のご飯はおいしかった  
 やっぱりチーズはいいねえ!陽樹が満足したのかどうかはちょっと怪しい。メニューのメモがそれを物語っている.                      
 

 さて、シュロスムゼーウム(お城の博物館)を訪れてみる。

 確かに城は城なのだが、建物はえらく小さい。それでもムルナウの中ではかなり目立つ建物である。

 どう見ても閉まっていると思われるドアを開けると、確かに博物館があった。荷物を預け(こちらでは何かの施設に入る時、普通預ける)、絵本・絵画・ムル ナウ湿原関係・炭坑・ムルナウの歴史・戦争関係などの展示を見て回る。城の内部は改装されており、見学者も意外なほど多かった。下の写真は、博物館の中か ら撮ったムルナウの町。



ムルナウの中心となる通り(下)
  シュロスムゼーウム(お城の博物館)のHomePageへGo !  下のポストカードの中央が城。                          
 ムルナウMurnau am StaffelseeのHomePageへ                                 
 
 ムルナウよ、さらば、また会う日まで。ガルミッシュ・パルテンキルヒェンを経由し、ノイシュヴァンシュタイン城の方へ、向かいます。 
                             
                   Go!!!!


        最初のページへ戻る 

   前のページへ