3/11(水)


 6:30起床 今日は早々と朝食をとる。メニューは朝食の定番(黒パン・ハム・チーズ・コーンフレークなど、どこに行ってもこれ)だが、紅茶ではなく果実茶、それにフルーツヨーグルトも出た。昨日の夜は結局食べずに歩き続けたので、結構おなかがすいている。

 こんな日本人ばかりのユースにいると、遙々とドイツまで来ている気がしない。どこかの青年の家かセミナーハウスにでもいるかのようだ。設備に大して文句はないが、あまり気分が良くないので、さっさと退散することにする。

 一路、シュヴァンガウ村へ!路線バスの出る小さなフュッセン駅まで歩いていくと、案内板があった。ドイツ語・英語・フランス語の次に書かれている言葉は 何と・・・日本語だった。全くあきれる。かなりでかいコインロッカーに2人分の大きな荷物を預ける。こういう時には、1人旅より得かな?

 川を渡り、木立を抜け、バスはノイシュヴァンシュタイン城の麓までやってきた。

 ノイシュヴァンシュタイン城は山の中腹にある。そこまでは徒歩や馬車で行くことになるのだが、金のない僕たちは当然歩き。山道をすたすたと登っていく。

 
 人の踏み跡がかなり固まっているため、よく滑る。クロスカントリ−をする人くらいはいそうである。途中からは車もいざというときは通れるコンクリート道に合流した。

 
















ゲートで入場料を支払い、入場券(右)を持って門までさらに登る。夏場はここに長大な列ができるというが、さすがに今は少ない。門をくぐって開場(10:00)を待つ。

 
 「なんとかツアーの皆様、こちらへおいでくださーい。」突然甲高い声が響きわたり、日本人の群が動き始めた。他の国の人々や僕たち個人旅行者も後に続 く。内部見学は団体にならなければできないのだ。英語の列とドイツ語の列を作るようにできていたが、日本人はみんなドイツ語の方へ行くよう指示された。英 語・ドイツ語それぞれに解説者がいるのだが、ドイツ語の解説者は「ドイツジンダケネ。」と日本人に言い残して去っていき、僕たちはその後ろを、ドイツ訛り のたどたどしくも面白い、日本語放送を聞きながらぞろぞろと歩くことになった。


 中世のものかに見えるこの「白鳥城」は、意外なことに、わずか100年ちょっと前に、バイエルン国王ルートヴィヒ2世の命令で、17年かけて造られたも のだ。王自身は、国のお金を使いすぎたために百数日で城を追われ、9日に列車で脇を通ったシュウタルンベルク湖で謎の死を遂げた。そのため、未完成の空間 もあり、玉座の間に玉座はない。

 城内には、ワーグナーの影響でオペラに惹かれていたルートヴィヒ2世らしい、オペラの名場面の壁画でいっぱいの部屋、王の欲望を満たす様々な工夫(たとえば劇場や、効率的な熱利用を考慮した画期的なキッチン)など、ユニークな部屋がたくさんあった。

 
 このように、見物して愉快な気持ちになれる世界的観光地であるが、出口の土産物店のおじさんが日本語までしゃべるのには驚いた。「カッテクダサイ。」な んて言っている絵はがきなどに、日本語が併記されているのもあったが、海外まで来てこんなものを買いたい人もいるんだなあ・・・。 




 

  
 下りは、行きとは違う道を通るつもりだったが、完全に凍結していてツルつるツルつるよく滑る。仕方がないので同じ道を戻る。白い雪とコンクリート道の中で、黒いウマのウンチがよく目立つ。




     

     ノイシュヴァンシュタイン城の妹(?)
ホーエンシュヴァンガウ城へ!




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